ゴクウ。
彼の左目には小型コンピュータ端末が仕込まれており
世界中のコンピュータと直結している。
見るものあらゆる情報が、瞬時に彼に与えられ
それらを制御することが出来る。
左目に『神の瞳』を持った男・ゴクウが東京・香港などを舞台に、様々な事件と女たちと出会う。
────ウェアラブルコンピュータの登場を予言する寺沢武一ワールドを代表する近未来サスペンス&サイバーアクション作品
書籍
ゴクウ 1
<洋子>世界中のコンピューターと直結している『神の眼』を左目に持つ私立探偵ゴクウ。あらゆるコンピューターを制御することが出来る。同僚の死の真相を追うゴクウを殺し屋が襲う
<良子>家出した兄の捜索を法外な報酬で依頼された。依頼人の良子と二人軍の野戦用犬に襲われ、撃退したゴクウは良子を問い詰め、良子が父親の実験により、特殊サイボーグとなり、発作が起きると殺人鬼に化すことを知る。兄を探し出すことができるのか。
<レイラ>依頼人のロックシンガー・レイラが地下ロックの女王を頭にした凶悪暴走族に狙われる理由とは
<ゆう子(前編)>毎夜、大都市の空を舞う天女の正体は?
ゴクウ 2
<ゆう子(後編)>日本の頭脳といわれる東京工科大学で超物理学の博士・玄奘ゆう子は、白く光る空飛ぶ謎の少女を追っていた。念願かなって、この不思議な現象を写真に収めることができたゆう子は、忍者集団に襲われてしまうもゴクウによって助けられる。これをきっかけに愛し合う二人であったが、再び忍者集団に襲われた。
<ボニー>ゴクウの元恋人でオートバイ選手のボニーは、半年前に死んだ父が政府の極秘文書を持ち出して以来、命を狙われてしまう。犯人の目的はボニーの父が持ち出した極秘文書のマイクロフィルムらしいが、ボニーは心あたりがないらしい。ゴクウはボニーのボディーガードを兼ね、ともにラリーに参戦することに。
ゴクウ 3
<天空魔樓編>ゴクウが事務所に戻ると、コールガールの李麗珍が待っていた。彼女は妹捜しをゴクウに依頼。妹が10歳のときに両親を失い、二人とも「黒竜」という組織に売られて以来会っていないらしい。 次の日の朝、ゴクウたちは何者かに襲撃され、李麗珍は殺されてしまう。殺しの手口が「黒竜」の仕業だとわかり、李麗珍の妹を救うべく組織へと踏み込むが、そこには天空魔樓に潜む大きな陰謀があった。
<妖女カサンドラ編>ゴクウの友人である探偵の幸森が女によって殺された。彼は死ぬ寸前まで、50トンもの金塊の行方を探していたらしい。 幸森が残したメモによって、ヤクザの権藤がカギを握っていることを知ったゴクウは、権藤の事務所へと向かう。しかし一足遅く権藤は襲われ、女にも逃げられてしまう。 幸森と権藤の仇討ちを心に誓い、女を追おうとするゴクウ。そして同じ女を追っているアメリカ軍海兵隊レッドアマゾネスの存在。 金塊の行方は、そして幸森、権藤を殺した女の秘密とは・・・?