2030年。宇宙の密約が解けると、あらゆる星から宇宙人が地球を訪れた。
地球連合は、異世界文明との急速な接触による混乱を避けるため、宇宙人が来訪する地域を限定する。
それが『出島』である。
急激に繁栄進化する『出島』の治安を守るため宇宙人と地球人との混成チームで編成された警察組織―それが『新撰組~ガンドラゴン』である。
────1作目「ガンドラゴンΣ~シグマ」(1998)ではインリン・オブ・ジョイトイ、2作目「ガンドラゴンII」(2004)では格闘家MIDORIほかの俳優陣を起用し、実写とマンガの融合と進化を目指した、寺沢ワールドの新たな試み。
書籍
GUN DRAGON Σ
2030年、宇宙の密約は解け、各惑星から来訪者たちが地球に出現した。
地球連合は急激な異世界文明との接触を避けるため、交易の地域を限定し、日本国沖縄の南方、台湾との境に「出島」と呼ばれる巨大な人口島を建設した。
異星人たちは出島以外の寄港を禁止されていたが、異なる文明と価値観の混在する出島では、様々な犯罪が頻発するようになった。
出島の治安を守るため、地球連合の出島警察、宇宙連盟の連盟警察、そして異星人と地球人の混成部隊が設立された。それが「ガンドラゴン」である。
ガンドラゴンの捜査員Σ(シグマ)は、密入国者を載せて暴走するトラックを引き留めた。荷台には水の惑星から来たミュメール人が、そして彼はなんらかの秘密を守るために自害してしまう。仲間を捜して酒場に潜入したシグマは、そこで一体のミュメール人と、宇宙連合禁制の小型ブラックホールを発見する。
GUN DRAGON II
出島の治安を守るため結成された「ガンドラゴン」。そのガンドラゴンの輸送船が大気圏外で襲撃された。乗り合わせたガンドラゴン捜査員アルファとオメガは、積み荷を奪おうと乗り移ってきた魔女アーシュラと、その配下ルシファーに襲われる。
アルファが身を張ってオメガを脱出させるが、オメガは極度の緊張とアルファを失ったショックで、その髪の色を失っていた。
時が過ぎ、オメガはラムダ、ジータ、イプシロンらと武器商人ヒムラーを張り込んでいた。そして宿敵アーシュラの姿もそこにあった。